“スーパースター”ラジニカーント
(ムトゥ/地主役)
1950年12月12日カルナータカ州バンガロール生まれ。もとはバンガロールのバスの名物車掌。マドラス映画学校で演技を学び、75年に本作のプレゼンターでもあるタミル映画界の巨匠K.バーラチャンダルの監督作“APOORVA RAAGANGAL”で映画デビューを果たした。以後、タミル語、テルグ語、カンナダ語、マラヤーラム語をまたにかけ南インド各地の映画界で活躍。当初は個性的な悪役が多かったが、78年の“BAIRAVI”で初主演、80年“BILLA”の大ヒットでトップスターの座を不動のものにした。83年にはヒンディー語映画“ANDHA KANOON”に初主演、同作は全インド的に大ヒットとなった。88年には『インディアナ・アドベンチャー/ブラッドストーンの謎』でハリウッド映画にも出演。80年代は年間10本近くの主演作を撮っていたが、90年代以降には作品を厳選、“スーパースター”の称号でほぼすべての主演作を大ヒットさせているインド映画界の伝説。主演作は150本を超える。98年に『ムトゥ 踊るマハラジャ』(95)が日本で大ヒットし、日本で最も有名なインド人スターとなった。昨年12月31日に政界進出と新党結成を表明し、日本でも大きく報道された。最新作は今年11月29日にインドはじめ全世界で公開される『ロボット』の続編でインド映画史上最大の製作費をかけた話題の超大作“2.0”。
ミーナ
(ランガナーヤキ)
1976年9月16日タミル・ナードゥ州マドラス(現チェンナイ)生まれ。82年にタミル語映画“NENJANGAL”で子役としてデビュー。同年の“ENKEYO KETTA KURAL”ではラジニカーントの娘役を演じるなど、人気子役として45本の映画に出演の傍ら、インドの伝統舞踊を学んだ。90年にテルグ語映画“NAVAYUGAM”で初めてヒロインを演じ、91年のタミル語映画“EN RASAVIN MANASILE”
が大ヒットしてスター女優となった。93年の『ヤジャマン 踊るマハラジャ2』ではラジニカーントとヒロインとして再共演を果たし、タミル・ナードゥ州映画賞最優秀女優賞を受賞。ラジニカーントとは続けて『ヴィーラ~踊る ONE MORE NIGHT!』(94)、『ムトゥ 踊るマハラジャ』(95)で共演した。その後も南インドのトップ女優としてタミル語、テルグ語、カンナダ語、マラヤーラム語の映画、TVで幅広く活躍。ラジニカーントとは08年の“KUSELAN”でも共演している。09年6月12日にソフトウェアエンジニアのヴィディアサガール氏と結婚、娘のナイニカーは15年にマラヤーラム語映画“BHASKAR THE RASCAL”で子役デビュー。タミル映画界の大スター、ヴィジャイ主演のタミル語映画『テリ~スパーク~』(16)ではヴィジャイの娘役を演じ好評を博した。
K.S.ラヴィクマール
(監督・脚本・台詞)
1958年5月30日生まれ。大学で経済学を学んだ後、映画界入り。90年にタミル語の犯罪スリラー映画“PURIYAADHA PUDHIR”で監督デビュー。同作が評判となってタミル映画界のトップスターの一人サラット・クマール主演の“CHERAN PANDIYAN”(91) の監督を任されて成功させるなど、一躍新進気鋭の監督として注目され、94年の“NATTAMAI”ではタミル・ナードゥ映画賞最優秀監督賞を受賞した。95年、ラジニカーント主演作『ムトゥ 踊るマハラジャ』に抜擢され、これも大成功に導くと南インドのヒットメイカーとしてカマラ・ハーサン、チランジーヴィ、ヴィジャイ、スーリヤなどの大スターの主演映画を次々と監督するようになる。ラジニカーントとは99年の『パダヤッパ いつでも俺はマジだぜ!』と14年の『Lingaa リンガー』でも組んでいる。
A.R.ラフマーン
(音楽)
1966年1月6日タミル・ナードゥ州チェンナイ生まれ。父のR.K.シェカールはインド初のシンセサイザー奏者でマラヤーラム語映画の音楽などを担当していたが、ラフマーンが9歳のときに急逝。ラフマーンは11歳からキーボード奏者として働き、数多くの著名な映画音楽作曲家たちのもとでスタジオ・ミュージシャンとして活動した。テレビ番組やCMの音楽担当を経て、92年に本作の製作会社カヴィターラヤー・プロダクションズ製作、マニラトナム監督の『ロージャー』で初めて映画音楽を担当して大きな話題となる。その後、本作『ムトゥ 踊るマハラジャ』(95)、『インディラ』(95)、『ボンベイ』(95)、『ジーンズ/世界は2人のために』(98)、『パダヤッパ いつも俺はマジだぜ!』(99)などタミル語映画の話題作の映画音楽を次々に手がけ、ヒンディー語映画界にも進出して『ラガーン』(01・未)などで高い評価を得て全インド的に最も人気のある映画音楽家となった。02年にはアンドリュー・ロイド・ウェバー製作のミュージカル「ボンベイ・ドリームス」の音楽を担当、全世界で話題となった。その後、中国映画『ヘブン・アンド・アース』(03)、ハリウッド映画『エリザベス:ゴールデン・エイジ』(07)などインド以外の世界中から映画音楽担当の依頼が殺到、ダニー・ボイル監督の『スラムドッグ$ミリオネア』(09)ではゴールデングローブ賞作曲賞、第81回アカデミー賞作曲賞、歌曲賞を受賞、続くボイル監督の『127時間』(10)、『マダム・マロリーと魔法のスパイス』(14)、『ミリオンダラー・アーム』(14)、『ペレ 伝説の誕生』(16)、『英国総督 最後の家』(17)など幅広く活躍。インド映画の話題作への音楽提供も積極的に続けており、今世界でも最も忙しいミュージシャンの一人となっている。彼の最新作はカヴィターラヤー・プロダクションズ製作によるアマゾン・プライムの音楽ドキュメンタリーのミニ・シリーズ“HARMONY WITH A.R.RAHMAN”(18)。その他の音楽担当作には『ディル・セ 心から』(98)、『ボス その男シヴァージ』(07)、『ロボット』(10)、『命ある限り』(12)、『マジック』(17)などがある。

サイン入りポスター☆プレゼント当選者のお知らせ
厳選な抽選の結果、下記3名様が当選されましたので、
“スーパースター”ラジニカーントのサイン入りポスターを進呈させていただきます。
- アキモト ワカ 様(東京都)
- タカハシ ミキ 様(長野県)
- シムラ トモコ 様(滋賀県)